アトピー改善に亜麻仁油

亜麻仁油の健康効果として特に注目を集めているのがアトピー改善です。アトピー性皮膚炎などはとにかく治療が難しく、病院でも基本的に炎症を鎮めるためのステロイドや保湿油など、対症療法しか行ってもらえません。

 

未だその原因は確定していないため、万人に効く根本的な治療法は確立していないのが現実です。しかし、亜麻仁油がそのアトピーに効くといわれ、亜麻仁油に注目が集まっているというわけです。

 

亜麻仁油がアトピーに効く機序は、アトピーに直接作用するというよりはアトピーの原因と目される物質を作らせないという作用によります。

 

アトピーは本来必要がないのに慢性的な炎症をもたらしてしまう疾患であり、この時不要に作られる炎症物質が問題になっていると考えられています。そしてその中に、リノール酸などオメガ6脂肪酸からもたらされる生理活性物質が大きな原因としてあげられているのです。

 

リノール酸は一般的な植物油に多く含まれているため、特に食の欧米化が進む現代では摂取量が過剰であり、日本でもオメガ6脂肪酸全体で摂取目安量の2倍程度である13〜15g/日摂取している現状です。

 

そして、亜麻仁油のαリノレン酸はこのリノール酸と拮抗作用を持ち、リノール酸の吸収率を有意に低下させます。これは逆のこともいえ、リノール酸を過剰摂取するとただでさえ少ないαリノレン酸の吸収率が低下します。したがって、リノール酸の摂取量を抑えながらαリノレン酸を意識して摂取することで、アトピーの原因を根本的に断つことができる可能性があるのです。