血糖値低下・糖尿病予防に亜麻仁油

亜麻仁油に代表されるオメガ3脂肪酸の栄養効果は、脂質異常症や動脈硬化の改善といった脂質関連への有効性が広く知られていますが、実は血糖値上昇を緩やかにし糖尿病の予防・改善にも役立つことが分かっています。

 

高血糖状態が継続してしまうメカニズムには二種類があります。人間は長い間飢えと闘ってきたため、低血糖状態を凌ぐための生体機能を3系統持っていますが、高血糖状態を解消するための機構はインスリンただ一つしかありません。そして、

 

1) インスリン抵抗性が発生しインスリンが分泌されているのに血糖がうまく下がらなくなる
2) インスリンを分泌する膵臓のベータ細胞が使いすぎによって死滅してしまう

 

のいずれかによってインスリンによる血糖低下のための機構が瓦解すると、高血糖状態の持続、さらには糖尿病となってしまうのです。

 

ただしインスリン抵抗性による高血糖状態でも結局は効かないインスリンを膵臓が延々と分泌し続け、ベータ細胞が死滅してしまうため結果としては同じ状態になります。

 

そして、オメガ3脂肪酸や特に亜麻仁油に含まれるαリノレン酸はインスリン抵抗性を発生させにくくする効果があることが実験によって分かっています。

 

αリノレン酸のインスリン抵抗性予防効果は年齢・性別・肥満度に関わらず同じような効果が得られており、既にインスリン抵抗性が強く出ている群に対しても改善効果が見られています。つまり亜麻仁油は、糖尿病の予防にも改善にも役立つと言えます。